危なかった・・・

7時半にきっちり目が覚める。以前この連れと旅行したときには、お互いに寝坊しまくりでエライ目に合っていたので、結構警戒していたのです。シャワーを浴びてから、ホテルのロビーで無料サービスのコーヒーと焼きたてパンを食う。これなら500円ぐらいとってもいい内容。昨日のわんこで胃が拡張しているのか、結構食いました。満腹。
9時48分盛岡発のIGR経由・花輪線直通の列車に乗る。気動車なのはいいとしても、ドアが手動なのにはびっくり。たまらんねぇ。この電車に乗って好摩経由で大館へ。盛岡を出て数駅であっというまに、緑溢れる車窓になる。思わず写真を撮りまくってしまいました。途中の十和田南では進行方向が逆になるということで、終着駅ではないのに駅の表示が片方にしかありませんでした。めずらしい。
12時42分に大館に到着。あまりに何も無い駅前で、びっくり。駅前のトヨタレンタカーが、駄菓子屋のようなつくりであったことに、さらにびっくり。ほんとに借りられるのか?大館駅の名物駅弁の鳥めしを作っている店で、鳥めし御前を食う。駅弁と同じ価格なのに、明らかにこっちの方が豪華。水もうまいし、米もうまい。ビバ秋田!
13時49分に大館を出て、奥羽本線で秋田へ。ここでも701系、そろそろうんざりしてきた。お腹が一杯になったこともあり、途中までは爆睡。しかし、日本海が見えるようになってからは、広大な田んぼが広がる景色に思わず目を奪われました。八郎潟って、ほんとに平坦なんだなぁと実感。連れと農業の株式会社化によるメリットとデメリットについて議論してしまいました。
秋田に15時47分に到着。駅舎は最近建て替えたらしく、きれいでセンスのいい感じでした。ただ、駅の裏側にはだだっ広い駐車場がありました。うーん。秋田城跡を見に行こうとするも、あまりの暑さに断念。だって、天守閣とかもないし、あからさまにつまらなそうなんだもの。結局、駅前の西武の地下にある稲庭うどん屋へ。初めて稲庭うどんを食べたのだけど、これはうどんというよりも歯ごたえのある冷麦といった感じ。香川のうどんも歯ごたえがあっておいしいのだけど、こういうのもアリといった感じ。駅で土産と日本酒を買い込んでホームに行く。
ホームに行くと、1時間前に発車するはずの特急いなほが停車してました。どうやら新潟で大雨の為に列車が遅れているらしい。ここからムーンライトに接続するためには、一本も遅らせられないし、15分以上遅れたら連絡も出来ない。連れが次の日の10時から実験ちうことで、何とかワープを使って帰れる方法を考える。おそらく最悪でも村上、良ければ新潟までいけるはずだから、あとは上越新幹線を使っていけば何とかなるということで、とりあえず落ち着く。ま、俺は暇なのでムーンライトに接続できなかったら、上越線でまったり帰るから関係ないのですがねw。
結局15分遅れで、17時37分発酒田行きの列車が発車。ここではネットで仕入れた情報に従い、進行方向左側の席をゲット。日本海に沈む夕日を眺めながらのんびりと列車に揺られる。幸せだ。心が洗われました。この旅では何回目だろう。
19時40分に酒田に到着。15分遅れは回復しないままでした。正確には途中ですこし回復したのだけれど、単線なので対向車両が遅れていると、意味が無いのでした。19時42分に酒田を発車。ここから村上までは気動車です。架線があるのに、なぜか気動車。そこまでして電気代をケチる必要があるのだろうか?特急は電化されているのにねぇ。
22時00分に村上に到着。ここからは115系に乗り換えで22時14分に発車。ここで乗り換える人の殆どが18キッパーかつムーンライト接続組という、濃い面子揃い。車端のボックスがゲットでき、ムーンライトに接続できることが分かったので、ようやく秋田で買った日本酒を飲みました。コンビニで売っている酒なのに、素晴らしくうまい。きりたんぽ鍋をつつきながら、熱燗が飲みたい衝動に駆られました。今度の冬は、修論とっとと片付けて秋田に行こう。
予定時刻の23時23分に5分遅れて新潟に到着。ムーンライトは全席指定なので5分の乗り換え時間を使って、改札外のNewdaysに駆け込む。17時から飯を食っていないこともあり、明日の5時までの食料とつまみを確保する。23時30分まで営業というのが憎いね。この10分ぐらいでエライ売り上げでているんだろうなぁ。
新潟を23時33分に発車。ムーンライトに接続できた事にささやかにビールで乾杯。新津で日付が変わるので18切符に日付印を押してもらって寝る。後半どたばたしてせわしなかったけど、なかなかいい旅だった。